両刃カミソリの魅力

みなさんは、髭やムダ毛を何で剃っていますか?f:id:takaons50:20190119102009j:plain

上の写真は、私が毎日使っているシェービング道具一式です。左がシェービングジェル(サクセス)で、右が両刃カミソリホルダ(Merkur 334C)です。両刃カミソリホルダとは、下の写真の様な両刃カミソリを使用するための道具です。

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上の箱に両刃カミソリが保存されていて、下が両刃カミソリです。


両刃カミソリホルダ Merkur 334C のアップです。

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334Cでは、柄の下端のネジを回すと上部の両刃カミソリを固定する部分が分解できます。

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分解したところです。外した部品に両刃カミソリをはめてから元に戻し、柄の下端のネジを締めれば両刃カミソリの固定は完了です。

 

では、両刃カミソリの魅力について語りたいと思います。

 

両刃カミソリの魅力は深剃りの爽快感とコスパの良さでしょう。

 

両刃カミソリに限らず、カミソリによるウェット剃りは深剃りが大きな魅力です。電気シェーバーの甘過ぎる剃りに不満を持つ方は多いのではないでしょうか。私は両刃カミソリにする前は深剃りで有名なブ○ウンの電気シェーバーを使用していました。朝の6時に電気シェーバーで剃っても、10時間後である午後4時頃には顎が紙ヤスリの様にザラザラしてくる事が非常に不快でした。ところが両刃カミソリですと前日の入浴直後の午後8時に剃ったとしても20時間後の午後4時頃になっても顎があまりザラザラしません。もちろん、髭の伸びる速さや深剃りの度合いには個人差がありますが、少なくとも私は電気シェーバーよりも両刃カミソリの方が遙かに深剃りできている事を実感しています。

 

あと、最近は多枚刃のカートリッジ式カミソリが流行っていますが、正直、これは私は二つの理由で好きになれません。一つ目の理由は、おそらく多枚刃の目的が肌への負担軽減だと思われますが、それにより剃り味が甘くなっていると感じる事です。ウェット剃りの初心者には怪我の防止で良いのかも知れませんが、深剃りを求める人には適さないと思います。二つ目の理由は、多枚刃のカートリッジが高額でランニングコストを考えると経済的ではない、という事です。八個入りで四千円とかは尋常でないと思います。

 

そこで、両刃カミソリの二つ目の魅力がコスパの良さです。私が使用しているフェザーの両刃カミソリは、十枚入りで五百円弱であり、近くのドラッグストアなどで直ぐに手に入ります。ネットで見ると、両刃カミソリは一週間程度で替える方が多い様ですが、私は一週間に一度、カミソリの刃を綺麗に洗うことで、一ヶ月ほど持たせています。よって、私の場合の刃の年間ランニングコストは六百円ほどです。

 

なお、両刃カミソリを使用する際に必要な両刃カミソリホルダですが、私が使用しているMerkur 334Cは八千円弱で入手しました。一般的な電気シェーバーよりかは遙かに安価かと思います。しかも構造がシンプルで壊れにくそうですので、一生モノだと思えば非常に安いと言えるでしょう。

 

ちなみに、電気シェーバーには深剃りができない他にも、外刃や内刃などの部品が高額というデメリットがあります。実は両刃カミソリに代えた切っ掛けは、電気シェーバーの外刃の破損でした。外刃を買い換えようと思ったら数千円もする事に驚き、購入をためらいました。そしてネットで調べていたところ両刃カミソリの存在を知り、現在に至っています。

 

さて、ウェット剃りをためらう方の一番の懸案は、時間が掛かる事ではないでしょうか?動画サイトなどで両刃カミソリの使い方を見ていると、十五分くらい掛けて丁寧に剃る方法が紹介されています。確かに時間を掛ければ綺麗かつ安全に剃れると思いますが、ここまで手を掛けてしまうと毎日はできないと感じるのは自然だと思います。ちなみに、私のシェービングの時間は三分程度です。なので、大して手間が掛かるとは思っていません。私が実践している、両刃カミソリで時短するポイントは三つあります。

 

一つ目は入浴直後に剃ることです。ウェット剃りではあらかじめ肌を温めて毛根を開く事で、安全な深剃りを実現しますが、わざわざ髭剃りのためだけに温かいタオルを当てるのではなく、単に入浴直後に剃れば余計な事を考える必要はありません。浴室で剃るのもアリですが、鏡が見づらいという欠点がありますので、私は入浴直後にしています。

 

二つ目は市販のシェービングジェルを使用する事です。動画サイトでは、ブラシでソープを泡立てる方法から紹介されている場合があります。週末の時間のある時であれば良いですが、正直、そんな事は毎日はできません。それよりも、シェービングジェルを使えば泡立てる様な手順は不要ですし、直ぐに剃る部位に塗るだけで髭が柔らかくなり潤滑効果も出て剃りやすくなります。その上、剃った後はシェービングジェルの成分の効果で爽快です。

 

三つ目は両刃の二つの刃を使い分ける事です。片方の刃で順剃りを全体的に行い、それが終わったらもう片方の刃で逆剃りをします。いちいち刃をゆすぐ事なく、一気に行う事がポイントです。動画サイトでは少し剃るたびに丁寧に刃を洗っていますが、私はそんな面倒な事はしていません。刃をゆすぐのを省いたら、シェービングが急激に時短できました。なるたけ片方の刃で剃った上で、温存していた刃で綺麗に仕上げる、そういうイメージです。こういう考え方ができるのは両刃カミソリならではのメリットだと思いますし、この方法でも、少なくとも電気シェーバーより遙かに深剃りできます。

 

最後に、これから初めて両刃カミソリを使用する方に伝えておきたい事があります。初めて剃る時は間違いなく流血します。私も血がダラダラ流れました。でも、気にする必要はありません。大して痛くはないですし、傷は直ぐに治ります。シェービングの技術は慣れれば直ぐに向上しますし、そもそも同じ刃を三日ほど使うと多少丸まって肌は切れにくくなります。初めて剃る時は、人と会う予定がない時を選ぶ事を強くオススメします。そして慣れてから日常的に両刃カミソリを使う様にすれば良いと思います。焦りは禁物です。せっかく両刃カミソリに興味を持っても、最初に誰もが通る流血の洗礼で足が遠のいてしまっては、非常にもったいないと思うのです。

 

以上、両刃カミソリの魅力について語ってみました。少しでもご参考になれば幸いです。